歯周病は自覚症状がないのが、一番の怖さ!
小中学生の約半分、30代以上の8割が歯周病にかかっています!!
自覚症状がないため、気づいていない方も多いと思いますが、歯周病にかかっている方の割合はとても高いのです。
そして、この歯周病、歯を失う原因の約4割にものぼっています。
自覚症状が出る前に、定期的に検査を受けて、大切な歯の土台となる歯ぐきを守って行きましょう。
歯ぐきがもろいと、どんなに良い素材を入れてもダメ
「見た目が大事」とインプラントや差し歯(本当はクラウンといいます)を入れられたとき、「いつまでもつのか・・・」と気になったことはありませんか?
これは、「いつまで健康な歯ぐきを保つことができるか」がその答えになります。
せっかく高価な歯を入れても、土台である歯ぐきが崩れてしまえば、歯を支え続けることはできません。
歯周病は気づかないうちに進行してしまう「沈黙の病気」
歯周病の初期の段階、歯肉炎になってから、重症化するまで、ほとんど自覚症状がなく進行していくのが歯周病の怖いところです。
「あれ?口臭がきつい?」
「起きると口がネバネバするなぁ」
と異変に気づいたときには、重症化しているケースがほとんどです。
二村医院では顕微鏡による細菌検査をはじめ、「治る」「歯を守る」歯周病治療を目指しています。
歯周病は、歯ぐきの炎症(歯肉炎)から始まり、骨や歯を支える組織の破壊(歯周炎)の順に進んでいきます。歯肉炎は小中学生から始まることもあります。
重症化する前に、定期的な健診とケアで、大切なお口を守っていきましょう。
歯周病治療
歯周病の治療方法
- 軽度~中期:専門家が定期的に歯をクリーニング
- 中期~重度:外科手術
歯周病の原因は、歯の汚れです。
毎日の歯みがきできちんと歯の汚れが取れればよいのですが、なかなかそうもいきません。
定期的に歯科医院で専門のケアを受けることが大切です。
治療の流れ
はじめに歯周ポケットの深さの測定、レントゲン検査、記録写真撮影等を行います。
位相差顕微鏡を用いて、歯周病菌の検査を行う場合もあります。
治療にあたっては、ブラッシングや生活習慣病の改善など、患者さんの協力が欠かせませんが、患者さんの大切な歯を守るために歯科医師・歯科衛生士共同で治療にあたります。
また、位相差顕微鏡で特定の歯周病関連菌が特定された場合には、それらの除菌を目的に歯周内科治療を行うこともあります。
最新の歯周病治療(歯周内科)
歯周内科・歯周病内科とは
これまでの歯周病治療は、歯磨きを上手にできるように練習し、固まった歯石を除去し、それでも治らないときは手術をして歯周ポケットを改善する方法が主流でした。この方法は患者さんに痛みに耐えていただかなければならず、また患者さんの根気がとても大切になります。
しかし、歯周病は薬で治すことができるのです。それが歯周内科です。